Soulnote P-3の事。6
2021年 06月 06日
MAJICO A3と過ごす日日是好日 22
さて、早いものでsoulnote p-3 を導入してから半年が過ぎました。
そして、このアンプに日々感心しています。
驚く点はたくさんあるのですが、その一つ、ボリュウムにはかなり驚きました。
普通は音量を上げていくと、ある時点でうるさく感じるのですが、近所迷惑を無視すれば、いくらでも上げられる感じなのです。
そして、逆に音量を絞っても、音楽が小さく成らないので、小音量でもちゃんとした音楽として楽しめるのです。
どの音量でも楽しめる、もちろんジャンルによる適正音量はあるはずですが、
jazzやpopsを小音量で聴いても不満がない。
この二つが自然にできるアンプはなかなかないのですが、P-3はサラッと
やってのけますね。
それから、ベールを1枚も2枚もはぎ取ったようなフレッシュな音、それにより霞が晴れて、きこえなかった音が聴こえる例のあの音!これ、本当に感動ものです。
そして、ディテールが再現されすぎると聴き疲れするのでは?という心配は、なぜか全くなく、それどころかこのアンプはいつまでも聴いていられる。
設計者が音作りはしないと言っていることの意味は、原音にいかに真摯に向き合うか!ということで、録音芸術に対する最大のリスペクトだと思いますね。
そして、CDしか聞かない私にとって最大の驚きが、普通のCDの音が凄く良く聴こえることです。
もちろん、オリジナル・マスターからではないCDや失敗リマスターのCD「2000年以前のCDに時々あります」は論外ですが、古いpopsやjazzのCDが良い音で聴けることは本当にありがたい。おそらくこの先、リマスターもハイレゾ化もされないCDは、私にとって大変重要。
しかし、この音、もっと良くなるはずですよね。
そう、音の入り口SACDプレーヤーを同じsoulnoteのS-3にすれば・・・・・。
現状の音はプリアンプの驚異的な性能のおかげですが、能力の半分くらいしか生かされていないので、本当のsoulnoteサウンドが聴きたくなってきました。
S-3は去年P-3開発時に開発した「ソウルノート・リファレンス・リレー」を採用してver2に進化したのですが、P-3にはそのほかにも「超高精度ネイキッドフォイル抵抗」等、回路の刷新も含めて色々なアップデートがされているのですが、その知見がS-3に生かされるのを期待していたら、有償アップグレードという形で実現することが分かり、これはもーねー・・・・・・。
S-3referenceという名前になるらしいプレーヤーを注文しました。
納品は9月ごろ、7月にたくさん新商品を出すので、大変そうです。
それから、フロント・パネルは従来品と同じ、裏にreferenceの名盤が付くだけなのも、奥ゆかしくてよい。
巷で話題のS-3のNOS機能で、たくさんある普通のCDを聴くのを楽しみにしています。
少し罪深い感情があるのは、DP-750に対してですね。
素晴らしいSACDプレーヤーで、特に不満はないのですが、ただ単にsoulnoteのペアーが聴きたいために交換することに対して、ちょっとね・・・。
今、良い音でCDを聴けるのはDP-750のおかげで、9月までは十分この音を楽しもうと思います。